著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「第2次世界大戦と原爆」(47)新型爆弾製造の失敗が日本の敗戦を決定づけた

公開日: 更新日:
米国から帰国した原子物理学者の朝永振一郎博士(左)と田島英三氏氏(横浜、1950=昭和25=年7月22日) /(C)共同通信社

 広島に続いて、長崎にも原子爆弾は投下された。8月9日の午前11時過ぎのことである。宮中では御前会議が開かれているときであった。ポツダム宣言を受け入れるべきという政治の側と本土決戦によって活路を開くべきという軍事の側がおのおのの意見をぶつけ合っていた。ただしポツダム宣言には不透明… 

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