高市政権スタートは前途多難…麻生太郎氏暴走で公明とギクシャク、裏金議員も復権で自民は分断加速
旧安倍派は大ハシャギ
高市人事へのアレルギー反応は足元の自民内からも上がっている。麻生派、旧茂木派、旧安倍派で固める露骨な論功行賞。中でも旧安倍派は表舞台に戻れると大ハシャギらしい。
「安倍派幹部らが党内の中堅・若手に電話してきて、人事をチラつかせたそうだ。さもオレたちが仕切ってやると言わんばかりです。萩生田さんの幹事長代行も最悪。記者会見も担当するし、幹事長の代わりにメディア出演もある。世論の視線はまだ厳しいのに……」(別の自民党関係者)
石破政権時の主流派と非主流派が完全に逆転した。高市氏に距離のある議員らは「これじゃあ党は持たない」と冷ややかだ。党内の分断は加速。総裁選中にあれほど強調された「挙党態勢」にはほど遠い。こんな大混乱で“高市政権”はマトモにスタートできるのか。
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旧安部派幹部にとっては思い通りの展開だったのか……。●関連記事【もっと読む】『高市早苗氏推しの旧安部派幹部は“復権”に虎視眈々…裏金事件再炎上も被害者気取りのおそるべし厚顔無恥』で詳報している。