著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(23)東京裁判直前に構想されていた幻の「自主戦犯裁判」

公開日: 更新日:
幣原喜重郎内閣の閣僚たち。吉田茂(前列右)、岩田宙造(右3)幣原(同4)、次田大三郎(後列右)=1945(昭和20)年10月9日撮影(C)共同通信社

 この連載で、以前「自主戦犯裁判」について触れたことがある。日本側でこの試みが計画されたが、昭和天皇が「かつての臣下の者を裁くのは忍びない」と言って、沙汰やみになったとの視点で紹介した記憶がある。

 再度の記述になるが、今回はこれまで記してきたように太平洋戦争の真因を問う大… 

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