戦争終結に関する腹案を起案したのは、陸軍省軍務課の高級課員である石井秋穂と、海軍省軍務課のやはり高級課員である藤井茂であった。昭和16年春の日米交渉開始のころから、陸海軍は共同で大本営政府連絡会議にさまざまな案を提示するが、その最初の案は、彼ら2人が双方の利害を調整し、下案を練…
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