「高市信任」選挙のはずが…与党の自民維新「79選挙区」でバッティングの大矛盾
「高市早苗が内閣総理大臣でよいのかどうか。国民の皆さまに決めていただく。それしかない」
衆院解散の理由について、会見でこう語った高市首相。27日公示、2月8日投開票の衆院選の勝敗ラインは、自民党と日本維新の会の「与党で過半数」としているが、ちょっと待ってほしい。自民と維新は連立パートナーながら選挙区調整はしないとしてきたとはいえ、想像以上にバッティングする選挙区が多いことが分かった。
日刊ゲンダイの調査では、全289の小選挙区のうち約4分の1にあたる79もの選挙区で自民と維新の候補予定者が競合している(別表=21日現在)。
少数与党解消のために握り合った数合わせだから、本音では信頼し合っていないのかもしれない。ケンカは好きにすればいいが、困るのは有権者だ。選挙区で1人しか当選しないのに、与党を応援したいと考える人は自民か維新のどちらに票を投じればいいか分からない。
21日、維新は衆院選の公約を発表。経済政策では高市首相と歩調を合わせているが、維新の悲願である大阪都構想を前提として「副首都法」の制定も打ち出している。一部報道によれば、維新幹部は「自民がひるむ政策を前に進める」と違いを強調する意向を示しているようだが、与党内で足を引っ張り合うみたいで、矛盾もいいところ。仮に、維新がガバッと得票を増やせば、“私を信任せよ”と啖呵を切った高市は形なしである。
「特に、維新の牙城である大阪府内の有権者は困惑しています。『高市さんを応援したいけど、維新を切り捨てるわけにもいかない』といった声が上がっています」(府政関係者)


















