イラン戦争は人類初の「AI戦争に」…思考を超える速度の危うさを露呈
象徴的なのが、米国防総省AIを供給するアンソロピックが、自社AI(クロード)の自律標的化利用、つまり「人が確認せず攻撃目標を決める」目的での使用に難色を示したことだ。そのため国防総省はクロードを防衛調達から外す方向を示し、ほぼ同時に競合のオープンAI(ChatGPT)との契約を締結し、物議を醸している。軍事判断をAIにどこまで委ねるのかは、すでに企業倫理を超える安全保障上の問題になっている。
一方で、AIが戦争を高速化する中で起きた悲劇として、イラン南部ミナブの小学校爆撃が重い問いを投げかけている。責任の所在はいまだ明らかではないが、複数メディアによる検証ではアメリカ軍による可能性が高い。
古い標的情報や確認不足の可能性も議論されている。AIによる誤爆と断定はできないが、見えてきたのは、AIが戦争を自動化したというより、人間が「疑う時間」を失い始めた現実である。



















