日米間で板挟みの片山さつき財務相が続投へ…高市首相も財務省も「頼み」にするしかない異様
米紙も「日米の重要な仲介役として台頭」
片山氏に対しては海外メディアも注目しているようだ。話題になった「ベッセント長官が今年5月の訪日時、片山財務相に高市首相の経済政策に対する不満をぶちまけた」と伝えた米紙ニューヨーク・タイムズの記事は、「日本の通貨闘争の中心にいる女性」との見出しで、片山氏の人物像にスポットライトを当てたものだった。片山氏について「通貨高を求めて苛立つワシントンと、積極財政によって円安を招き、巨額の債務で不安をあおっている日本の首相との間で重要な仲介役として台頭してきた」と紹介していた。
今月中旬にも行われる内閣改造では重要閣僚がほとんど留任の方向で、片山氏も続投するとみられている。
「高市首相と片山財務相の関係はギクシャクしている。首相は本当は片山氏を代えたがっているが、米国との関係を考えたら残さざるを得ない」(官邸事情通)
外交無策の高市首相はトランプ米国にすり寄るしかなく、今月下旬の国連総会に合わせた訪米で日米首脳会談も希望している。片山氏にベッセント氏の盾になってもらわざるを得ず、片山氏を頼るしかない。
一方、消費税減税を巡って、高市官邸と幹部人事で対立した財務省も片山氏頼みなのだという。
「財務省の幹部クラスに高市首相と話ができる人がいない。財務省から出している首相秘書官もダメで、高市首相に財務省の考えを伝えてもらうには、直接話せる片山大臣を頼りにするしかないそうです」(財務省関係者)
海外メディアに「ゴキブリが友だち」と報じられるほど孤独を愛する首相ゆえとしても唖然だ。
「片山さんは財務省出身とはいえ、政界進出以降、財務省との関係は微妙でしたし、財務省側も片山さんを見下していたところがあった。独特のキャラクターでもあり、高市政権でなければ財務大臣はおろか、2度目の入閣もあり得なかったでしょう。そういう意味では、高市首相と財務省の双方から頼りにされ、米国も一目置く存在になったとは、隔世の感があります」(自民ベテラン)
誰も彼もが片山氏頼みの異様な光景……これも日本政治の劣化か。
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今月中旬にも行われる見込みの内閣改造・党役員人事。高市首相は女性閣僚の積極的起用を考えているが、党内にめぼしい“タマ”がいないのだという。関連記事【もっと読む】『自民党内に内閣改造の“タマ”がいない…女性閣僚「目玉不在」に高市首相が“苦悶”』で詳しく報じている。


















