売り上げは5年で100億円! 悪質リフォーム業者の親玉「スーパーサラリーマン」の“金満”ド派手生活と勧誘術

公開日: 更新日:

 建設業法では500万円以上の工事契約は、国交省や都道府県知事の許可が必要だが、清水容疑者らは許可を得ずに神奈川県の2つの住宅で屋根や外壁など、それぞれ530万円と693万円の工事を請け負っていた。

「工事代金が500万円未満の場合は許可が不要なため、悪質業者が参入しやすく、本当に工事が必要だったのか、終了してしまうと検証のしようがなかった。警視庁は先月26日、不必要な工事を持ち掛けたとして、匠の元社員6人を詐欺未遂で逮捕。一般の工務店は7、8割が工事費で残りが利益というケースが多いが、匠の場合、35%の工事費に対し、利益は65%と法外な費用を請求していたことが判明した」(捜査事情通)

 清水容疑者本人は捜査の手が伸びていることを察知したのか、昨年2月ごろに引退を宣言し、清水会を解散。ネット上では<アカウントが消えた>と話題になっていた。

 清水容疑者はSNSで札束と高級腕時計を見せびらかし、<そこらへんのサラリーマンの生涯年収ぐらいを1年間で納税している。3億円ぐらい>とドヤ顔で自慢。そんな清水容疑者に憧れを抱いたフォロワーたちを実行役として勧誘していた。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因