セ・パの実力差も? “超強力”巨人打線が楽天投手に手も足も出ないワケ

公開日: 更新日:

 特にクリーンアップが揃って不発なのだから、点が入るはずはない。3番の阿部が3戦目にしてやっと初安打を放ったものの、打率は・125。5番の高橋由は3試合でいまだ無安打、4番の村田も・167と重症だ。シリーズ3試合で得点はたった4。タイムリーでは1点しか奪っていない。

 セ・リーグでは「超強力」なんて恐れられている巨人打線が手も足も出ず、完全に「ダルマさん」状態なのだ。

 試合後、原監督は「打てない? 耳が痛いけど仕方ない。守りも守りに入っているし、攻撃も守りに入っている。もう少し、攻撃的にやる必要がある」と努めて冷静に話したが、顔は真っ赤だった。主砲の阿部は、「焦り? 自然に出ているかもしれない。打撃はまだまだ全然」と険しい表情。橋上コーチは「全体的にうまくいかない。もう時間がない。明日は投手が違うし……」と話した。シリーズ前にあった“怖いのは田中と則本だけ”という楽観的雰囲気はどこにもなくなった。

ヤクルトの小川監督と話をしたときに、<パの投手は総じてレベルが高い>と言っていた。エース級だけでなく、出てくる投手、出てくる投手が球威もあって、いい変化球を持っている。驚いたように、<それがセとの決定的な違いですね>と感心していたが、私も同意見ですね。9番に投手の入るセと違い、DH制のパは技術的にもメンタル的にも投手のレベルを上げますから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議