阪神の営業センスが問われる「掛布DC」の生かし方

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 たしかにそうだ。春の一軍キャンプは、戦力として可能性のある選手が集結する。今季は2位とはいえ、終盤に失速。CSで3位の広島に敗れた。来季は若手、中堅のレベルアップなくして、優勝は狙えない。その状況下で掛布DCの今の立場はいかにも中途半端だ。

■「一軍でベンチ入りさせるべき」

“掛布効果”は戦力底上げだけにとどまらない。阪神は一昨年の11年以降、3年連続で主催試合の観客動員が300万人を割った。「最後の大物OB」は人気回復の切り札ともいえる。

「それこそ一軍に置いて、ベンチ入りさせたらいいんです。来年は目玉選手もいない。試合前に掛布DCがノックを打ったり、打撃指導をする姿を見にくるファンだっている。それでまた、掛布DCが育てた選手が活躍すれば、ますます盛り上がる」(マスコミ関係者)

 戦力アップとファン獲得という「一石二鳥」を得られるか。それも使い方ひとつである。

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