進展なし…FA涌井 “大本命”ロッテと合意できない裏事情

公開日: 更新日:

「何で相思相愛なのに合意しないんだ?」
 周囲からこんな声も聞こえるのが、西武からFA宣言した涌井秀章(27)だ。

 本人がFA宣言した当初、獲得に名乗りを上げたのはロッテだけ。19日の初交渉が事実上の入団会見となるところだ。

 ところが、初交渉以降、進展はなし。交渉に当たっている林球団本部長は「(涌井とは)接触しています」と言うものの、「急ぐ問題ではないので」と淡々と話すだけ。29日時点で、合意は12月上旬以降にズレ込むことが確実になった。

 この背景には涌井の「最後の抵抗」が大きいといわれる。

 涌井は当初、複数球団の争奪戦の末にロッテ入りという青写真を描いていた。マネーゲームになれば条件も良くなるとソロバンをはじいていたものの、しかし、捕らぬタヌキの何とやら。獲得に名乗りを上げたのはロッテだけで、現時点で競争相手は皆無だ。

 ただ、ロッテも「財布のヒモが固い球団」である。いくら涌井がゴネたところで、ないものはない。球団もその辺の事情を本人に理解してもらうために時間を割いているそうで、そんな事情もあって交渉は遅れている。

 ロッテ以外のライバルがいない以上、涌井が白旗を揚げるのは時間の問題だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン