ルーキー左腕が後継者? 阪神が能見の“後釜”作りに必死

公開日: 更新日:

「来年、FAで出て行くかもしれない」
 阪神の左腕エース・能見篤史(34)について、球界ではこんなウワサが持ち上がっている。
 能見は今季、25試合に登板して11勝7敗。リーグ2位の防御率2.69をマークした。

 しかし、「ベンチの信頼度が高い」とは、決していえなかった。広島とのCSでは、2連敗で終わったとはいえ、先発どころか登板機会すらなかった。

 8月29日の巨人戦(東京ドーム)では八回まで1失点と好投しながら、九回に同点に追いつかれ降板。ベンチで怒りを爆発させ、グラブを叩きつけ、椅子を蹴りあげた。普段はポーカーフェースの男の荒れっぷりは、交代のタイミングで能見とベンチとの間に温度差があったからともいわれている。

「能見は順調にいけば来季、国内FA権を取得する。来年で35歳を迎えるが、貴重な左投手で巨人戦には強く、安定感もある。FA宣言すれば争奪戦になるのは必至です」(某球団編成)

 能見が流出するとなれば、投手力の低下は避けられない。左投手は岩田、榎田らがいるが、能見の穴は簡単には埋まらない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束