涌井よりお得? 西武が人的補償に選んだロッテ中郷の評判

公開日: 更新日:

西武はいい人選をしたと思いますよ。メチャクチャ使い勝手がいいですから」
 球界関係者が言う。
 7日、FAでロッテ入りした涌井秀章(27)の人的補償として、西武への移籍が決まった中郷大樹(29)のことである。

 今季プロ8年目で通算5勝の右腕。実績では9年で85勝37セーブをマークした涌井とは比較にならないが、中郷には涌井にはない大きな武器が2つある。「無類のスタミナ」と不平不満を表に出さない「性格」だ。

「中郷はリリーフとしては理想的。肩をつくるのは早いし、<行け>と言われたら3連投でもへっちゃら。それに、ここ2年は敗戦処理や大量リードでの登板が多かったにもかかわらず、淡々とマウンドに上がっていたのも凄い。普通ならグチのひとつも言いたくなる起用をされても、彼の口からその手のことを聞いたことがない。7シーズンでわずか5勝しか挙げていないのに、ここまで生き残っているのはダテじゃない」(ロッテ関係者)

 昨季は37試合、一昨年は44試合に登板。中継ぎが飽和状態のロッテでは戦力構想から漏れたが、中郷は数字だけでは判断できないのだ。

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