評判上々も…巨人の新助っ人アンダーソンの本塁打は本物?

公開日: 更新日:

 ハングリーな男が調子を上げてきた。
 2日、巨人の新外国人レスリー・アンダーソン(31)がオープン戦チーム第1号となる本塁打を含む3安打。1日の試合でも2本のヒットを放ったアンダーソンは、キャンプ中の実戦では結果が出ず、「打てない、守れない、走れない逆三拍子」と周囲にダメ助っ人のレッテルを貼られた。

 同じ外野手の長野は「(アンダーソンは)スペイン語しか話せないから困っています」と言う。逆にアンダーソンの立場からすれば、通訳以外で会話ができるのはベネズエラ人のロペスひとりだけ。ストレスはたまる一方だった。アンダーソンはキャンプ中、こう漏らしていた。

「日本のキャンプは時間も期間も長い。今は全身張っているけど、チームにマッサージのうまい先生がいるから助かっている。宿舎の温泉が気持ち良くて、海が見えるから故郷を思い出すね。ストレス解消になるよ」

 カリブ海が美しいキューバ出身。第1、2回WBCにキューバ代表として出場した。その後メキシコに亡命し、渡米したものの3A止まり。メジャーの夢はかなわなかっただけに、ハングリー精神は旺盛だ。年俸6000万円で入団。ロペスとは「巨人では100万ドル、200万ドルだって夢ではない」と話しているという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」