戦力、成績、営業力とも充実の広島 阪神とは“雲泥の差”

公開日: 更新日:

「2月28日に開始した今季のチケット購入整理券の配布は、前年よりも500枚ほど多かった。シーズンシートも前年より売れている。昨季後半のチームの好成績と、大瀬良ら新人がいい動きを見せてくれていることが大きいとみています」(広島営業担当)

■観客動員過去最低更新?

 かたや阪神はどうか。関係者は、「ただでさえ、4月から消費増税されるというのに、このペースなら観客動員は過去最低となった12年(1試合平均3万7886人)を下回るかもしれない」と、頭を抱えている。4月1日からの本拠地開幕3連戦はおろか、週末の巨人戦にも残席がある。

「オープン戦は貧打続き。ファンも今季に期待が持てないのでしょう」
 とは、阪神OB。

「今季は今成、新井良の三塁争いに加え、新人捕手の梅野、育成から支配下登録に向けて必死の伊藤和が目立っているとはいえ、ベテラン中心で新鮮味がない。広島とはまるっきり逆の状態。キャンプの観客が前年より4日間も長く沖縄に滞在し前年比で16.2%(約1万900人)も減らしたのを見ても、若手が台頭せず、補強頼み、ベテラン頼みのチームづくりにファンが辟易しているのかもしれません」

 この日、広島に敗れてオープン戦は1勝8敗1分けの単独最下位。苦境は続きそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」