FA補償で鶴岡獲得…阪神に懸念される「捕手余り」の悪影響

公開日: 更新日:

「ホンマかいな!」
 阪神ファンも目を丸くしたんじゃないか。

 報じられていた通り、DeNAは6日、FAで獲得した久保康友(33)の人的補償として、鶴岡一成(36)の阪神移籍を発表した。

 阪神はこのオフ、久保とスタンリッジの両先発が他球団に流出したことで先発投手が手薄になった。当初は人的補償で小林太ら中堅投手を獲得する方針だとみられていた。

 一方、日本ハムからFA宣言した同姓の鶴岡(32)に食指を動かした経緯もある。結果的にソフトバンクに奪われたが、捕手の補強については、以前から坂井オーナーが強く要望していたという。年をまたいでDeNAからのリストを首っ引きで熟考した上で、鶴岡獲得という「どんでん返し」に至ったとみられる。

 それにしても、また捕手である。阪神は10年オフに藤井(37)を、12年オフには日高(36)をそれぞれFAで獲得した。そして今度は鶴岡だ。35歳を越えたロートル捕手がチームに3人も所属するなんて、めったにあるもんじゃない。そんな編成をすること自体が前代未聞だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行

  3. 3

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  4. 4

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  5. 5

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  1. 6

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  2. 7

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    志茂田景樹さんは「要介護5」の車イス生活に…施設は合わず、自宅で前向きな日々

  5. 10

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?