鶴竜昇進で「横綱全員モンゴル勢」…相撲協会の“痛しかゆし”

公開日: 更新日:

 相撲協会だって、これ以上モンゴル出身の横綱が増えることを望んでいないが、北の湖理事長が場所前に「昇進は13勝以上の優勝が最低条件」と発言した手前もある。いまさら取り消すわけにもいかないし、あまりにハードルを上げすぎると今度は日本人横綱も誕生しにくくなる。痛しかゆしだ。

 肝心の日本人力士もだらしがない。大関稀勢の里は9勝6敗で何とかカド番を脱出。琴奨菊も8勝7敗だった。

「琴奨菊は以前からモンゴル勢との怪しい相撲が取り沙汰されている。今場所も対戦成績3勝38敗の白鵬を一蹴。白鵬は琴奨菊が前まわしを取りにくるのを防ごうともしなかった。そもそも、カド番危機の大関が終盤に横綱2人を圧倒して勝ち越したというだけでもおかしな話。横綱2人にしてみれば、琴奨菊は千秋楽で鶴竜と戦う相手。仮に鶴竜が負けたら綱とりが台無しになるので、その前に自分たちが勝ち越させてやろうという魂胆ではなかったか」(前出の関係者)

 モンゴル勢ばかり強くては、こうした“邪推”も増える一方だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも