打率最低、オープン戦3勝の阪神 救いは巨人より上の防御率

公開日: 更新日:

「オープン戦なんて調整試合。気にすることはないね」

 こう言って笑い飛ばせるファンは皆無だろう。

 阪神は最終戦もオリックスからわずか1得点。オープン戦3勝10敗3分けの11位という順位より、ファンが心配なのは2割3分2厘という、12球団最低のチーム打率だろう。

 この日(23日)は西岡、マートン、福留らの主力にヒットは出たものの、和田監督は「打線が線になっていない」とおかんむり。貧打解消として期待されている新助っ人ゴメスは2試合連続の4タコで3三振。打率.143では4番どころか、スタメン起用も無理だ。

 開幕カードで当たる巨人はオープン戦11勝5敗1分けの3位。打率も12球団2位の.284。80得点は16試合の阪神(41得点)より1試合多いとはいえ、ほぼ倍である。強打のチームは「調整試合」でもしっかり結果を出している。

■開幕戦は「本塁打量産地」のドーム

 阪神にとって唯一の救いは、防御率3.69が巨人(3.90)より上であること。だが、打線を比較すれば、その程度の差はアドバンテージにはならない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波