補強下手球団の典型パターン…阪神ゴメス“契約秘話”

公開日: 更新日:

 どうやら“ババ”を掴まされたか。

 右ひざ裏痛で調整が遅れている阪神の新助っ人マウロ・ゴメス(29=ナショナルズ3A)。19日のロッテ戦でオープン戦デビュー。1打席目は左腕藤岡の内角低めの直球に押されて三ゴロ。2打席目は外角高めのボール球を振って右飛。3打席目は右腕上野のスライダーにバットを折られながら三塁内野安打だった。

 3打席でベンチに下がったゴメスは「2ストライク3ボールになったりして、たくさんボールが見れてよかった。まだ、しっかりタイミングが取れていないし、タイミングが合わないのもあるし。ミスショットもあるので、慣れていきたい」と言った。

 このゴメス、打撃練習ではスタンドに軽々と放り込むものの、実戦ではまだ結果が出ていない。28日の開幕まで約1週間。チーム内からも「ホンマに打つんか?」との声も出てきた。

 ドミニカ共和国出身の助っ人を獲得したのは坂井オーナーの意向に沿ったものだ。中日広島はドミニカやベネズエラといった中南米から「使える選手」を安く仕入れてくる。ヤクルトのバレンティンはメジャー経験者だが、ベネズエラの北の沖合のオランダ領キュラソー島出身だから南米選手だ。阪神はライバル球団に刺激を受けて、「それならうちも……」となったようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 9

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  5. 10

    巨人が来秋ドラ1指名?明治神宮大会で躍動の青学大154キロ右腕・鈴木泰成は“4年越しの恋人”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?