初登板黒星も…マー君も舌を巻くヤ軍黒田の「自己管理」

公開日: 更新日:

 ヤンキース黒田博樹(39)が2日(日本時間3日)のアストロズ戦に登板。今季初マウンドは一回に先頭打者弾を浴びるなど、6回を3安打2失点、1四球、5三振で、負け投手となったものの、エース左腕のサバシアは好不調の波が激しかったため、ジラルディ監督は今季の実質的なエースに黒田を指名。開幕投手こそ左腕を起用したが、7日のオリオールズ戦での本拠地開幕試合を任せたことからも指揮官の期待の高さがうかがえる。

 ベテラン右腕は日米通算18年目のシーズンを前に「39歳で臨むシーズンだから、どうなるかわからない。不安や怖さは当然ある」と言いながらも、準備に抜かりはなかった。

■カープ時代より体が締まった

 昨季途中までは順調に白星を積み重ね、一時はサイ・ヤング賞候補に名を連ねながら、終盤に失速。年齢的なスタミナの衰えを最小限に食い止めるため、昨オフは連日の走り込み。その日の体調にもよるものの、少なくとも1日10キロのロードワークを欠かさなかった。昨季は疲労からフォームを崩すこともあっただけに、体の軸がぶれないよう腹筋、背筋などの体幹トレーニングをこれまで以上に積んだ。昨年末、久々に顔を合わせた広島の関係者が「カープにいた頃よりも体が引き締まっている」と驚いたそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾