2勝目ならず…マー君を悩ませた本拠地マウンドの傾斜

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■課題は「下半身の使い方」と評論家

 NHKのメジャーリーグ解説を務める評論家の武田一浩氏が「カウントを整えようと意識するあまり、序盤は腕が振れていなかった」とこう続ける。

「メジャーのマウンドは球場によって硬さや傾斜が異なるもの。初登板ということもあり、ヤンキースタジアムの傾斜に対応しきれなかったのか、左足を沈み込ますことができずに突っ立ったままの状態で投げてしまう時もあった。前回の登板でも見られたが、左足をしっかりと沈ませて投げないと、球が高めに浮いたり、抜けてしまうもの。四回以降は持ち直しただけに、今後は下半身の使い方を意識すれば、安定感は増すと思う」

 田中のデビュー戦とあり、この日の観衆は3万9412人。
 ヤンキースタジアムの外壁には田中の巨大な顔写真が飾られ、公式グッズ売り場ではユニホームが飛ぶように売れるなど、田中の注目度は増すばかりだ。

 本拠地デビュー戦を白星で飾れなかったが、今後の田中は地元ファンの期待に応える投球を披露できるか。

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