「統一球問題」でいまだ飛び交う守備陣の怒りと戸惑い

公開日: 更新日:

「打者が振ったらすぐ飛んでくる感じ。体で反応するしかない。この間も打球を体で止めて、まだ痛みがある。ずっと『飛ぶボール』でやっていたら感じ方も違ったかもしれないが、正直怖さはある。かといってポジショニングを後ろにするわけにはいかない。ボテボテのゴロに反応できなくなる。与えられたものでやるのが前提ですが、ボクは『飛ばないボール』でいいと思います」

 シーズン中のボール変更に戸惑う声もある。

 広島の小林二軍投手コーチからは、「『飛ぶ』『飛ばない』で投手は精神的に左右されてしまいがち。投手としては飛ばないに越したことはないが、シーズンの途中で変わるのはあまりいいことではないと思う」と話す。すでに現場からは「今度の『適合球』は飛び過ぎを防止するため、極端に飛ばなくなるんじゃないの?」なんて声も出ている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  2. 2

    井桁弘恵ショートカットで“山之内すず化”が加速! 「そっくり問題」いよいよ待ったナシ

  3. 3

    大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

  4. 4

    巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

  5. 5

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    ダウンタウン復帰が外部資金でコンテンツ配信のナゼ…松本人志に浮上した疑惑の顛末

  3. 8

    斎藤元彦・兵庫県知事が頑迷に貫く「治外法権」…公益通報を巡る国の勧告もガン無視

  4. 9

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  5. 10

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???