VIPエリアだらけ! 「新国立競技場」の過剰なおもてなし

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■富裕層のための大会に

 JSCは「ホスピタリティー施設はFIFAのスタジアム規定にも盛り込まれており、世界規模の大会を開催するためにも必要」(新競技場設置本部)と説明するが、そのFIFA規定はホスピタリティー施設の広さの基準までは定めていない。

 広大なVIPエリアは五輪開催国の見えっ張りでしかないのだが、「世界水準のおもてなしを実現するには、この広さが必要」(同)と、JSCに設計を見直す考えはない。

 ちなみに、VIP向けの観戦ボックスは「6400席以上は確保する予定」(同)とのこと。残る7万3600人分の一般向け観戦席のスペースは4万4000平方メートル。1人あたり約60平方センチメートルに押し込められる計算だ。

 すし詰め状態の一般人を尻目に、VIPは悠々観戦。この調子だと、6年後は1%の富裕層のための五輪となる。

◇VIPウエルカムデスク,100
◇VIPラウンジ,2700
◇VIP/VVIPインタビューブース,30

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