MLBが記録訂正 ダルは七回に「ノーヒッター」逃していた

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 レンジャーズ・ダルビッシュの無安打無得点が実際は早々と途切れていた。

 メジャーリーグ機構は14日、ダルが九回2死までノーヒット投球を演じた9日のレッドソックス戦の記録を訂正したと発表。七回2死からオルティスの放った当たりが二塁手と右翼手の間に落ち、これをスティーブ・ウェラー記録員は「右翼手の失策」と判断。「安打」か「失策」かの判断基準が記された公認野球規則10.12(a)では野手がボールに触れたか否かは「失策」の判断基準にならない。

 今回のようなケースでは「安打」と記録されるのが通例だけに、試合後、オルティスは「捕球できる打球だったし、彼(ダル)は無安打を継続中だったのは理解できる。ただ、100年以上も適用されているルールではヒット」だと主張。レッドソックスは記録の訂正を求めるなど、全米を巻き込む論争にまで発展していた。

 この試合でダルは九回2死から、そのオルティスにシフトを破られ、右前打を許して無安打無得点を逃した。今回は覆ったものの、仮にノーヒットノーランを達成していれば、MLBが記録を訂正することはなかったかもしれない。

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