プロスカウトの評価ガタ落ち 中大・島袋「ノーコン」の深刻度

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「試合後に島袋投手のインタビューを行いますので、よろしくお願いします」

 この日、神宮での中大─駒大戦の試合開始直前、テレビ局から記者席にこんな連絡があった。沖縄・興南で春夏連続優勝。4年目を迎えてドラフト候補として名前も挙がる。中大にとって今節の駒大戦は今春の最終カード。連勝、連敗ならこれが今季の最終登板にもなる。

 そんなこんなでのインタビューとなったのだろうが、それは試合開始15分で吹っ飛んだ。一回裏、いきなり2安打4四球で、2つの押し出しなど3失点。二回に先頭打者を歩かせたところで降板した。

 島袋は今季初登板の亜大2回戦(4月8日)でも1回3分の1で6四球3失点。無安打ながら自滅している。まったくストライクが入らないのである。

 島袋は過去3年間で36試合216回3分の2を投げて67四死球。それが今季は6試合13回3分の1で17四死球である。被安打(15)を上回るノーコンぶりだ。

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