本人不調認めるもザックは信頼 日本は本田圭佑と“心中覚悟”

公開日: 更新日:

 その本田は今、なかなかコンディションの上がらない自分にイライラしているともっぱらだ。

 米国合宿中の強化試合ザンビア戦で2ゴールを決めたものの、1点目はPKで2点目はDF森重真人(27)が珍しく攻め上がり、ピンポイントの高速クロスに体を投げ出し、左足で押し込んだだけ。本田自身の圧巻パフォーマンスでゴールを決めたわけではない。

■周囲からは「外す勇気を」の声まで…

 イトゥ市に入ってからも本田は、練習中に古傷の右膝を気にするそぶりを見せることがある。強化試合でも練習でも持ち味の「当たり負けしない」「ボールを奪われない」は影をひそめ、横パスやバックパスを連発して攻撃をスローダウンさせ、マイボールを簡単に奪われることも多い。

 米国合宿中、FW岡崎慎司(28)が「ボールを預けた後、返ってくるタイミングが合わない。プレースピードが上がらないと<いつもの圭佑>ではない」と、けげんな顔で話していたという。

 それでもザッケローニ監督は「大会が進むにつれてパフォーマンスを上げていくと思う」と全幅の信頼を寄せ、本田と心中覚悟。しかし、周囲からは「本田の調子が上がらない場合は外す勇気を……」という声も聞こえてくるのにだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」