「運動量少なすぎる」 釜本氏が「本田トップ下」を改めて疑問視

公開日: 更新日:

日本代表すべての課題が浮き彫りになった

 2点のビハインドをはね返し、終了間際に追い付かれた直後に劇的決勝ゴール! 勝ちに勝る良薬なし。スタッフも選手も、気分良くブラジルに入ったことだろう。

 ただし――。声を大にして言っておきたい。

 ザック日本は問題点を改善できないまま、W杯を迎えることになった。先のザンビア戦は、W杯初戦の相手コートジボワールの仮想敵国としてマッチメークされた。W杯アフリカ予選敗退国なので「恐れるに足らず」と“緩い”気持ちで試合に入ったのかな? アフリカ人特有の身体能力の高さに戸惑い、試合の主導権を失って9、29分と立て続けに失点した。

 1失点目は、DF内田がヘディングでCKに逃げようとした瞬間、背後の相手選手にスパッと体を入れられ頭で押し込まれた。茫然(ぼうぜん)自失だった内田に追い打ちをかけるようだが、「警戒を怠った」と言われても反論できないだろう。2、3失点目も時間帯、失点パターンともに最悪だった。

 そもそもW杯で「30分までに2失点」したら、その時点で試合の行方は決まる。「サイドからクロス」を上げられて先制され、「セットプレーから」追加点を奪われ、89分に「ミドルを打たれて」同点に追い付かれた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束