ネイマール不発ドロー ブラジルが露呈したCFの決定力不足

公開日: 更新日:

「今のブラジル代表には、一発で試合を決められるような力があるCFが不在です。この日、先発したフレッジ(30)、途中出場のジョー(27)はいずれも欧州の第一線でプレーしている選手ではなく、決定的な仕事もできませんでした。本来は左サイドのネイマールを途中から中央で起用したのも、CFの頼りなさを補完する意図があったのでしょう。結局、ネイマールがゴールを決めないと得点力が大幅に落ちるチームなのです」

 ブラジル代表のスコラーリ監督は、もともと守備を重視して手堅いサッカーをする監督だ。

「今大会のブラジル代表はCBの2人が強力だといわれているように、圧倒的な攻撃力で相手をねじ伏せるようなチームではありません。いわば欧州の攻守とも平均的な“普通のチーム”ともいえます。母国開催というアドバンテージはありますが、優勝となると運が必要になるでしょうね」(中山氏)

 優勝を義務付けられているブラジルだが、地元開催大会でのドローはダメージが大きい。6度目の栄冠への道のりは険しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  4. 4

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  5. 5

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  1. 6

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  2. 7

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  3. 8

    参政党さや氏にドロドロ略奪婚報道の洗礼…同じく芸能界出身の三原じゅん子議員と“お騒がせ”な共通点が

  4. 9

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  5. 10

    自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大