ジエゴ・コスタを襲った「スペインの嫉妬」「ブラジルの反感」

公開日: 更新日:

「ぼくはセレソンに入りたいんだ。子どもの頃からの夢だからね」

 彼は笑顔できっぱりと断った。ところが、ジエゴ・コスタは違った。ブラジル代表の招集を断り、スペイン代表を選んだのだ。

 ブラジル人は自国のサッカーは世界一だと考えている。ブラジルよりもスペインを選んだジエゴ・コスタは許せない存在だった。さらにスペイン代表には、能力のあるフォワードがたくさんいた。ジエゴ・コスタはW杯のプレッシャーに加えて、スペイン代表内部の嫉妬、そしてブラジル国民の反感に潰されてしまったのだ。

文・田崎健太(ノンフィクション作家)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  2. 2

    84歳の五月みどりが最期のパートナーと過ごす“やすらぎの刻”…経営するギフトショップは閉店

  3. 3

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 4

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆の「ドジャース入り」を阻む大谷翔平と正三塁手マンシーの壁

  1. 6

    中村玉緒は「パチンコと勝新太郎はやめられません」と豪快に宣言した

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  3. 8

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  4. 9

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の才能腐らす「メンタルの病巣」…マイナーでの大炎上にロバーツ監督もバッサリ