豪に先制ゴール チリFWサンチェスは“大穴”得点王候補

公開日: 更新日:

 今大会得点王のダークホースに位置付けられているのがFWアレクシス・サンチェス(25=バルセロナ)だ。

 1次リーグ初戦のオーストラリア戦では前半12分に先制ゴール。

 169センチと小柄ながら巧みなドリブルに加えて大柄な選手にも当たり負けしないフィジカルの強さが武器。今季はリーガ・エスパニョーラで34試合に出場し、リーグ4位の19ゴールを決めた。

 チリ北部のトコピア出身。サンチェスが幼い頃に両親が離婚し、母親のマルティナさんは地元のスーパーの店員や清掃業などで生計を立て、4人の子供を育てた。家計は苦しくスパイクを買う余裕もなかったため、サンチェスはチームメートのお下がりを履いてプレーしたこともあるという。

 母親が苦労する姿を見て育ったからだろう。11年にバルセロナと年俸300万ユーロ(約4億円)で合意した際にはマルティナさんの故郷であるコピジャに総工費1億円の豪邸をプレゼントしている。

 難しい位置からでも強引にシュートを放つことから、母国では「ワンダーボーイ」の異名を持つ。今大会ではスーパーゴールを決めるか。試合はチリが3―1でオーストラリアに勝利した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗