アルジェリア健闘 32年前の“因縁”再戦にドイツ冷や汗勝利

公開日: 更新日:

 死闘を制したのはドイツだった。ドイツ-アルジェリア戦は0-0のまま延長戦に突入。前半2分にペナルティーエリアの左サイドから仕掛けたFWミュラーのグラウンダーのクロスにFWシュールレが左足で合わせてヒールキック。ようやくネットを揺らす。

 すでに選手は両チームとも体力を消耗し、延長後半に入ると試合中に足をつる選手が続出。アルジェリアDF陣の動きが止まった延長15分、MFエジルがシュールレの放ったシュートのこぼれ球を左足で豪快に決めた。2点を失ったアルジェリアは、ロスタイム1分、MFフェグリが右サイドからクロスを上げると、MFジャブがゴール前に飛び込みドンピシャリ。左足でネットに突き刺し一矢報いた。

■32年前は「2勝1敗」でも1次リーグ敗退

 ドイツとアルジェリアは過去2度対戦(1964年親善試合、82年W杯)して、いずれもアルジェリアが勝利をおさめている。そして、アルジェリアは今大会のドイツ戦には絶対に負けられないという異常な執念があった。実はW杯初出場を果たした82年スペイン大会での「ドイツ八百長疑惑」に、ずっと恨みを抱いているからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性