JFAの莫大資産は宝の持ち腐れ…選手育成より職員人件費

公開日: 更新日:

 明らかに貯め込み過ぎだ。W杯8強進出を想定したFIFA賞金を盛り込み、過去最大の予算を組んだ日本サッカー協会(JFA)。予算規模は184億円に膨らんだが、結果は1次リーグ敗退だ。賞金収入は6億1000万円の減額だが、JFAにとっては屁でもない。資産総額は優に150億円を超えるが、日本サッカーの発展に予算が十分に行き渡っているかは疑問だ。

 JOCの今年度予算が約78億円、日本体育協会は約50億円…。いかにJFAの資金力がズバぬけているかが分かる。その潤沢な財政事情を象徴するのが東京・本郷の協会本部ビル、通称「JFAハウス」だ。地上11階、地下4階で延べ床面積は約2万3000平方メートル。もともとは三洋電機の所有ビルで、03年に約60億円のキャッシュをポンと弾んで購入した。

「JFAは公益財団法人として税制上の優遇措置を受けながら、ビルの一部を民間に貸し出し、年間約2億5000万円の不動産収益を上げています」(サッカージャーナリスト)

 莫大な資金力の柱は、日本代表の人気を当て込んだスポンサー収入や放映権料だ。来年までの8年契約でアディダスから総額160億円、キリンから総額120億円、電通から総額240億円もの大金を引き出した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所