「梨田監督にしておけば…」阪神で責任のなすりつけ合い勃発

公開日: 更新日:

「監督は梨田(昌孝)さんにしておくべきだったんじゃないか…」
 29日の中日戦に敗れてBクラスに転落した阪神。親会社・阪神電鉄の幹部周辺からは、こんな声が出ているという。

 発端は昨季だ。開幕から巨人と優勝争いをするも、9月以降は10勝18敗と後退。CSファーストステージで広島に2連敗して敗退したことで、徐々に和田監督の技量が疑問視され始めたそうだ。

 梨田氏といえば近鉄、日本ハムをリーグ優勝に導いた経験がある。11年オフに真弓明信前監督が成績不振で解任され、招聘が検討された。

「阪神内部では外部招聘案としての『梨田支持派』と、生え抜き昇格案としての『和田支持派』で議論が続いた。結果、和田一本化で落ち着いたわけですが、梨田さんを支持した人たちにすれば結果はどうなっていたかは別にして、<やっぱり>と悔やまれるのでしょう。とはいえ、一度は<和田で>となったわけだから、何を今さらの感もある」(阪神OB)

 選手たちの和田采配への不満もいよいよ暴発寸前だとか。チーム内からは、「信念がない。一貫性がない。決断力がない」との辛辣な声が聞かれる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝