「梨田監督にしておけば…」阪神で責任のなすりつけ合い勃発

公開日: 更新日:

 たしかに和田監督は力量不足と言われても仕方ない。すでにスポーツ紙には、6月3日の楽天戦で左翼のマートンに守備固めを使わず、サヨナラ負けを喫したことで「不可解采配」と批判記事が出た。

 リーグ戦再開を控えた前日、和田監督は「もう一度、開幕のつもりで」と円陣でゲキを飛ばした。実際の開幕では1番鳥谷、3番西岡で挑んだが、1番には西岡、3番には鳥谷を起用。再開初戦、中日に引き分けると、「開幕の試合みたいに重くなってしまった」と自ら“空回り”を認め、選手からは失笑が漏れたという。

 もっとも、選手にも責任はある。29日の中日戦で三回途中9失点でKOされた能見は、6月の成績は0勝3敗。この日、登録抹消された。主将の鳥谷も、膝に不安を抱えていたこともあってか、6月は打率・250と低迷した。評論家諸氏から何度も指摘されている「勝負どころであと一本が出ない」のは、ベンチの問題だけではないだろう。フロント、首脳陣、選手…。Bクラス転落で、いよいよ責任のなすりつけ合いが始まった――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動