巨人・原監督が村田にまた注射…「カンフル剤」副作用の不安

公開日: 更新日:

 カンフル剤はたまに打つから効果がある。年がら年中、打ちまくっても、効き目がなくなるどころか、むしろ苦痛になることすらある。要は使い方だ。

 巨人の村田修一(33)が、原辰徳監督(55)からまた「注射」を打たれた。

 ここ2試合、無安打が続くと、15日のヤクルト戦は前日までの4番から一気に7番まで降格させられた。

 先月21日、4番なのに代打を送られた。すると翌日の試合で一発を含む4打点。原監督は「(村田)修一は注射をしてあげると、すぐに結果が出る。もうしたくないけどね」とドヤ顔だった。

 昨季の交流戦でも打順を9番まで下げられ、その後、奮起。最終的にリーグ3位の3割1分6厘まで打率を上げたことで、原監督は「注射」に味をしめた。

 が、最近は「注射」の間隔も短くなり、めっきり効果も薄れてきた。

 本人はマジメにやっても結果が出ない焦りを感じている。この日は早出特打を敢行。守備練習中には左足の爪を剥がしてしまった。「マジでいてー」と右足で跳びながらトレーナー室へ駆け込み、応急処置を受けた。欠場してもおかしくない状態だったが、直訴して強行出場も5タコ1失策。同点の八回には、直前のアンダーソンが敬遠される屈辱を受けた。真ん中付近の直球を打ち損じ、遊ゴロに倒れた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  3. 3

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  4. 4

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  5. 5

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  1. 6

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  2. 7

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  3. 8

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  4. 9

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  5. 10

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理