あわや完全試合…ルーキー吉田の好投がオリックスを救う

公開日: 更新日:

 七回1死までひとりの走者も許さない。もう少しで完全試合という投球で3勝目(1敗)をマークしたのがオリックスのルーキー・吉田一将(24)だ。

 結局、8回を1安打11奪三振。敗れた日本ハムベンチを「今年いちばんのデキ。とにかくコントロールがバツグンによかった」と脱帽させる投球内容で、チームに4連勝をもたらした。

 出身は奈良。青森山田高時代は甲子園にも出場した。

 その後、日大、JR東日本と、日本列島をまたにかけて野球のエリートコースを一直線。昨年のドラフトでは「社会人ナンバーワン右腕」として競合必至といわれながら、プロ球団が互いに牽制したのか、フタを開けてみればオリックスの単独1位指名。流れ流れた末、生まれ故郷の関西でプロ生活をスタートすることになった。

 武器は191センチの長身から投げ下ろす角度ある速球と、日本ハム首脳陣にため息をつかせた制球力。エースの金子が登録抹消されたこの日、チームにとってルーキーの好投は何よりの収穫に違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」