首位オリックス 快進撃の源は「リストラ集団」の雑草魂

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 オリックスの勢いが止まらない。
 30日のソフトバンク戦も初回に先制点を奪うと、その後もT-岡田、鉄平の本塁打で加点。投げては先発・井川を含めた投手陣が最少失点に抑える好投を見せ、5連勝のチームは球団史上最多となる4月18勝をマークした。

 オフに大した補強をしなかったオリックスは、野球評論家やOBの大半にBクラスと予想された。そんなチームが連日のように横綱相撲。原動力の一つになっているのが「クビ」だ。

 この日の先発メンバーが象徴的だった。

 1番・ヘルマンは昨オフ、西武から自由契約。2番・平野恵、3番・糸井は2年前に阪神日本ハムから追われるようにしてオリックスに加入した。4番・ペーニャも昨オフ、ソフトバンクをクビになって新天地に。5番・T-岡田、6番・坂口はチームの数少ない生え抜き選手とはいっても、近年はケガもあり不振。トレード要員にあがるほど精彩を欠いていた。7番・鉄平、8番・原拓もそれぞれ楽天、西武から居場所を求めてやってきた身だ。そこに投手陣ではヤンキースで三くだり半を突きつけられた先発・井川、同様にソフトバンクに捨てられた中継ぎ・馬原が加わる。

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