揃って無安打 巨人・原監督がふがいない「高給」主軸に強烈皮肉

公開日: 更新日:

 脇役がチームの窮地を救った。

 巨人甲子園で連敗して迎えた昨23日の阪神戦。試合を決めたのは「足」だった。2―2の九回無死一塁で鈴木が代走として出場。1死後に二盗に成功すると、阪神能見の暴投で三塁を陥れ、2死満塁から、またも能見の暴投で生還した。

 結局これが決勝点。相手バッテリーにプレッシャーを与えた足のスペシャリストが「盗塁のサインが出ていた。スライディング技術が上回った」と涼しい顔で振り返ると、「勝負をかけた」とした原監督は「打線が打線だから。あの手、この手、その手の中で、いい役割、いい足を見せてくれた。最高のランナーです」と絶賛した。

 5安打と能見を打ちあぐねる中、原監督に「あれが大きかった。同点に追いついたのは大きかった」と褒められたのは同点打を含む2安打と気を吐いた2番の橋本。先発の小山も6回2失点の好投を見せ、「存在感がある」とこちらも指揮官の信頼を勝ち取りつつある。褒められた3人の年俸は、鈴木4000万円、橋本1400万円、小山1800万円。億万長者がズラリと並ぶ巨人の中では“薄給”の部類に入る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘