打順変わり続ける巨人 58通り目「新オーダー」も零封負け

公開日: 更新日:

 2位阪神との後半戦開幕戦で巨人が零封負けを食らった。

 21日、敵地・甲子園に乗り込んだ巨人の原辰徳監督(56)は、長野を11年9月20日以来の4番に起用。81試合で58通り目の新オーダーはしかし、機能しなかった。

 阪神先発の岩田に8回無得点。8回3失点の沢村を援護できなかった巨人は、岩田に1週間前の13日に東京ドームで負けたばかりだ。

 巨人OBの高橋善正氏(評論家)は「同じ投手に続けて抑えられるような淡泊なゲームが今年は目立つ」と、こう続ける。

「58通りというと、選手はほぼ毎日打順が変わる感覚だろう。『1番といっても最初に立つのは1打席目だけ』と言う人がよくいるが、それは違う。1番には1番の、クリーンアップにはクリーンアップの役割がある。下位打線なら、スクイズのサインが出ることを想定する打席でも、4番ならフリーに打って走者をかえそうと思う。打席に入る前の心構えが百八十度違う。これが日替わりなら難しいのは当然。打線に粘りがなく、この日のようにつながらない試合も多くなる。もう後半戦。ある程度固定して、どっしりと構えて戦わないと、セ・リーグはもっと混戦になるでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは