プロ初スタメンマスク西武・森に「新人捕手に見えない」の声

公開日: 更新日:

「ベテランとは言わないけど、新人という雰囲気じゃありませんね」

 こう言ってうなったのが、かつて阪神で大卒1年目から正捕手を務めた解説の田淵幸一氏だ。

 1日の楽天戦で、西武の高卒ルーキー、森友哉(18)がプロ入り初のスタメンマスクをかぶった。荒れ球の先発藤原をリードし、三回まで無失点。四回には連続四球で招いた1死一、二塁のピンチで、ボウカーを併殺に仕留めた。その場面を田淵氏はこう解説していた。

「投手の調子が良くないとき、捕手はどうリードするのかも大事になる。この場合は真ん中付近に構え、ボールがその周りに散るのがいい。少し(コースが)ずれても、打者は打ち損じてしまいますからね」

 その言葉通り、藤原が投げたのは森の構えより少し外角に外れたシュート。ボウカーはこれをバットの先で引っ掛け、遊ゴロ併殺に倒れた。

 五回は藤原とリリーフの武隈が打たれて5失点。六回からバッテリーごと交代したとはいえ、高卒1年目のスタメンマスクデビューとしては上々だろう。キャッチングに加え、先輩投手のリードやサインの出し方、審判へのボール交換要求なども堂々としていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは