目玉は誰? プロスカウトが見た夏の甲子園「注目投手」

公開日: 更新日:

■20奪三振右腕には意外な評価

 東海大相模(神奈川)の2年生右腕、吉田凌はどうか。県大会決勝で大会タイ記録となる20三振を奪い、一躍、今大会の主役候補になった。在阪球団の関東地区担当スカウトが言う。

「兵庫北播シニア時代から140キロを投げるスーパー中学生としてプロのスカウトの間でも名が通っていた。181センチ、72キロの体から投げ下ろす直球はMAX145キロ。縦に鋭くフォークのように落ちるスライダーは確かに高校生じゃちょっと打てない。ただ、直球の質は1年生のときの方がはるかによかった。2年生になって真っすぐで空振りが奪えなくなったのが気になる。20三振の決勝戦もほとんどがスライダー。本人も直球は打たれると自覚しているから、スライダーを多投する。見逃せばボール球というのが多いから、見極められたら苦しいかも。東海大相模には140キロ超の直球を投げる投手が吉田のほかにあと3人いる。吉田ひとりに頼る必要がないというのは、チームとしては大きいですけどね」

■甲子園でバケそうな大分の佐野投手

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  2. 2

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  3. 3

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった

  4. 4

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  5. 5

    ASKAや高樹沙耶が参政党を大絶賛の一方で、坂本美雨やコムアイは懸念表明…ネットは大論争に

  1. 6

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 7

    世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

  3. 8

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  4. 9

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 10

    フジの「ドン」日枝久氏が復権へ着々の仰天情報! お台場に今も部屋を持ち、車も秘書もいて…