首位陥落寸前…巨人の迷走招いた原監督“相談相手”の不在

公開日: 更新日:

 いまの巨人には指揮官にモノを言うコーチもいない。選手がコーチに何かを進言しても、二言目には「監督がそう言うんだから……」「監督が決めたことだから……」というのが、お決まりの答えらしい。

 毎日のように打順を変え、ときには内野を5人で守らせたりもする。監督としての「原点」が貢氏の奇策にあるのだから、周囲の度肝を抜こうと動き続けているのかもしれない。しかし、結果は伴わない。策を弄して極端な守備陣形を敷けば裏目に出るし、コロコロ変わる打順には内部から不満が噴出している。

 仮に貢氏が存命であったら、それでも黙って原監督の背中を押し続けただろうか。「少し動き過ぎだ」と戒めたんじゃないか。たまにやるから奇策であって、後先顧みずに動き続けることが大向こうをうならせるとは思えない。原監督が最大の相談役を失ったがゆえに迷走し続けているとすれば、巨人はいよいよ泥沼にはまるんじゃないかと心配にもなる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン