交流戦6試合減 セ球団で巨人だけが万々歳といかないのは?

公開日: 更新日:

 11日、プロ野球の12球団代表者会議が行われ、来季から現行24試合制の交流戦が18試合制に削減されることが決定した。

 この削減はかねてセ・リーグ側が2連戦と移動日を挟む間延びや、交流戦の影響によるリーグ戦終盤の過密日程を問題視。数年前から縮小に向けてパ・リーグ側と協議を続けてきた。

 その問題がようやく解決したのだから、セの各球団は万々歳のはずだが、巨人だけは……。

 パが圧勝する傾向が強かった交流戦も、巨人はここ数年、好成績を残してきた。昨年は優勝こそ逃したもののソフトバンク楽天に次いで3位。今季は24試合16勝8敗で堂々の優勝を果たし、交流戦だけで貯金を「8」もつくった。おかげで現在リーグ首位にとどまっていると言っても過言ではない。

 巨人は交流戦期間中の観客動員数も12球団中、断然のトップ(計54万1141人、2位阪神は45万6184人)。交流戦の1試合平均の観客動員数(4万5095人)も昨年(4万5019人)から微増している。「貯金できて客まで入る」のだから、交流戦縮小のため足並みを揃えてきた巨人としては何とも複雑な思いだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?