巨人V9戦士が分析 プロ野球の花形「スター三塁手」が消えた理由

公開日: 更新日:

 5日の試合は20失点で阪神にボロ負けしたヤクルト。6日は九回にバーネットが打ち込まれたものの、1点差で逃げ切った。この日、気を吐いたのは両軍の三塁手だった。ヤクルト川端は3安打2打点。阪神の今成も3安打3打点。九回の2点適時二塁打はヤクルトファンの肝を冷やした。

 川端も今成もチームの主力であることに異論はないが、お世辞にもスター選手とは言い難い。

 かつてプロ野球の三塁手といえば、中西(西鉄)、長嶋(巨人)、衣笠(広島)、掛布(阪神)、原(巨人)といった、生え抜きのスター選手が守る花形ポジションだった。

 一塁にも人気選手が固定されれば、内野スタンドのファンは常に間近で彼らのプレーが見られる。営業的にもメリットがあり、「三塁長嶋、一塁王」は理想の形だったのだ。

■守備が少々下手でも…

 ところが近年は、球界を代表するような三塁手が、12球団探しても見当たらない。球界の盟主を自任する巨人の三塁手、だって、横浜(現DeNA)からFAで取った村田だ。巨人V9時代に長嶋氏と三遊間のコンビを組んでいた黒江透修氏がこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手