巨人V9戦士が分析 プロ野球の花形「スター三塁手」が消えた理由

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 5日の試合は20失点で阪神にボロ負けしたヤクルト。6日は九回にバーネットが打ち込まれたものの、1点差で逃げ切った。この日、気を吐いたのは両軍の三塁手だった。ヤクルト川端は3安打2打点。阪神の今成も3安打3打点。九回の2点適時二塁打はヤクルトファンの肝を冷やした。

 川端も今成もチームの主力であることに異論はないが、お世辞にもスター選手とは言い難い。

 かつてプロ野球の三塁手といえば、中西(西鉄)、長嶋(巨人)、衣笠(広島)、掛布(阪神)、原(巨人)といった、生え抜きのスター選手が守る花形ポジションだった。

 一塁にも人気選手が固定されれば、内野スタンドのファンは常に間近で彼らのプレーが見られる。営業的にもメリットがあり、「三塁長嶋、一塁王」は理想の形だったのだ。

■守備が少々下手でも…

 ところが近年は、球界を代表するような三塁手が、12球団探しても見当たらない。球界の盟主を自任する巨人の三塁手、だって、横浜(現DeNA)からFAで取った村田だ。巨人V9時代に長嶋氏と三遊間のコンビを組んでいた黒江透修氏がこう言う。

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