巨人は“心中覚悟”なのか? 病み上がりの菅野にまた酷使懸念

公開日: 更新日:

「チームに負担をかけた分、しっかり取り返したいと思います」

 これは巨人菅野智之(24)のコメントだ。先発予定の10日の阪神戦に備え、約1カ月ぶりに一軍に合流。8月4日に右手中指の腱の炎症で登録抹消されていた負い目があるだけに、その口調には自然と力が入る。

「だから、心配なんですよね」

 あるチーム関係者が、1カ月半前に目撃した姿を思い返し、こう続ける。

「あれは、オールスター直後のことでした。ロッカールームで青白い顔をして下を向く菅野を見たんです。ある選手が、大丈夫か? と声をかけると、菅野は笑顔を見せながらも、『ちょっとしんどいです』と。弱音というか、そういうことを言うこと自体、珍しい。それから1週間もしないうちに、菅野は登録を抹消されました。原因は指の炎症でしたが、そのリハビリ中に腰痛を発症して復帰が遅れました。体に相当負担がかかっていたんだと思います。1カ月の離脱を取り戻そうとまた、ムリをしなきゃいいんですが」

 故障前最後の登板となった8月1日の段階で、菅野の投球回数は136回。これは、阪神のメッセンジャーに次ぐリーグ2位の数字で、巨人投手陣の中ではダントツだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは