先発陣“火の車”で囁かれる巨人投手コーチ陣の「配置転換」

公開日: 更新日:

 巨人ベンチが真っ青になっている。7日のヤクルト戦に3-10で完敗し、最下位球団に1勝2敗と負け越し。先発の久保が三回途中KOされ、試合後の川口投手チーフコーチは「よくなかった。次も先発? ムリでしょ」と吐き捨てた。試合前には大竹が右肩違和感で登録抹消、“先発がいない”と頭を抱えているのだ。

 巨人は9日から阪神、DeNA、広島との9連戦が控えている。この日、右手中指の腱の炎症で二軍落ちしていた菅野が約1カ月ぶりに一軍に合流したものの、首脳陣が「この9連戦が勝負どころ」と見るヤマ場を前にし、菅野と入れ替わるように大竹が消え、久保もダメとなれば確かに、先発陣は火の車である。

■二軍には逸材がゴロゴロ

 が、他球団の見方は違う。某スコアラーが皮肉交じりにこういう。

「久保なんかは気の毒ですよね。チーム事情で8月31日のDeNA戦から先発に回りましたが、それが5年ぶりの先発ですからね。しかも、登板を告げられたのは試合前日だって言うんですから。それまでリリーフで40試合に投げていて、いきなり先発というのは酷。DeNA戦では足がつって5回で降板した。あれは間違いなく、調整の問題です。ましてや久保は一昨年に右ヒジ靱帯の再建手術を受けて、昨年は一軍登板がなかった。先発がいないなんて、巨人にはほかに先発の谷間を埋める投手がいっぱいいるじゃないですか」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑