「手術をさせてくれ」マー君の右ひじに医者が売り込み攻勢

公開日: 更新日:

 米ニューヨークで右肘靭帯部分断裂の治療を始めたヤンキース田中将大(25)。

 PRP(プレートレット・リッチ・プラズマ)という治療法で、血液中の血小板を患部に注射して損傷部分の回復を促していくという。

 もっとも、このPRP、治療の効果はまだ、医学的に証明されていないらしい。それだけに6週間後に確実に治る保証はないわけで、「今後の選手生命を考えたら一日も早くトミー・ジョン手術を受けるのがベストだ」という声も根強いとか。「ヤンキースが田中の手術に積極的」とウワサされるのは、そういった声が球団に届いているからでもある。

「ヤンキース球団の周辺には、ぜひともオレに手術をさせて欲しいという医師が殺到していると聞きます」と、地元紙のヤンキース担当記者がこう言った。

「トミー・ジョン手術の権威だったフランク・ジョーブ博士が、今年3月に死去。米国内にジョーブ博士の後継者といわれる人は何人かいても、彼ほど突出した実績があるわけではありませんからね。メジャーでブレークした田中の手術を請け負って復活させれば、知名度も実績も一気にハネ上がる。なので腕に覚えのある整形外科医は、ぜひとも自分に田中の右肘を切らせてもらいたいと盛んにヤンキースの周辺に売り込んでいるといいます。アメリカ国内で有名な整形外科医はもちろん、日本の医者からも手術をしたいという申し出があると聞きました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  4. 9

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する