あまりに早い主役交代…逸ノ城と遠藤の「決定的違い」とは?

公開日: 更新日:

 あまりにも早い主役交代だった。

 今場所、土俵を最も沸かせたのが新入幕の逸ノ城(21)。28日の千秋楽でも技巧派で鳴らす安美錦の攻めをいなし、押し出しで13勝目。優勝した横綱白鵬が結びの一番で負けていれば2敗同士の優勝決定戦と、最後まで秋場所を盛り上げた。

 192センチ、199キロの体格でも機敏に動き、常に冷静。技術も上位陣にひけを取らない。敢闘賞と殊勲賞を獲得し、優勝決定戦になった場合の白鵬戦についても「(負けた)昨日よりはちょっと、いけると思った」と言ってのける貪欲さもある。

 そこへいくと新入幕時は同じザンバラ髪ながら、逸ノ城に比べると人気だけの力士となってしまったのが遠藤(23)だ。
 今場所は3勝12敗。他の力士に勝るのは女性ファンの声援だけという体たらくだ。
 1年前は「日本人力士のホープ」と期待され、初場所は11勝。なぜ、ここまで凋落したのか。

■典型的な学生相撲出身

 相撲評論家の中澤潔氏はこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  1. 6

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  2. 7

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル

  3. 8

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も

  4. 9

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  5. 10

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ