広島マエケン背信 評論家は「今メジャーに行っても勝てない」

公開日: 更新日:

 エースがすべてをブチ壊した。勝つか引き分けで球団初のクライマックスシリーズ本拠地開催が決まるはずだった昨6日の巨人との最終戦。先発した広島前田健太(26)は、1─0の六回にまさかのボークで同点とされると、八回には2死無走者から一、二塁とされ、アンダーソンに2点適時二塁打を浴びてジ・エンド。試合後に「ファンの期待に応えられなかった」と涙を流した前田は8回を10安打3失点。逆転負けを喫した広島は、阪神に抜かれてリーグ3位。11日からのCSファーストステージは、甲子園で戦うことになった。

 前田はこのオフ、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍が囁かれている。前田がマツダスタジアムで再び投げるためには、阪神と巨人をともに敵地で倒してリーグ優勝し、日本シリーズに進出するしかない。CS初開催という“置き土産”も残せず、何とも後味の悪い“本拠地最終登板”となってしまった。評論家・高橋善正氏がこう言った。

「今季11勝9敗という成績を見ても分かるように、前田はメジャーへ行った田中、ダルビッシュ、松坂のような絶対的な力はないし、調子に波がある。エースとは悪い時でもチームを勝利に導く投球ができる投手のこと。田中との違いは制球力。狙ったところにキレのいい球を投げられる確率は、前田の方がずっと低い」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  4. 4

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  5. 5

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  1. 6

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  2. 7

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  3. 8

    参政党さや氏にドロドロ略奪婚報道の洗礼…同じく芸能界出身の三原じゅん子議員と“お騒がせ”な共通点が

  4. 9

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  5. 10

    自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大