前田移籍に影響も 韓国左腕・金廣鉉の活躍にメジャーが注目

公開日: 更新日:

 メジャーのスカウトの間でアジア大会に出場している韓国人左腕の評価が日増しに高まっている。

 今大会、メジャーが注目しているのは社会人主体で編成した日本よりも、オールプロのドリームチームで臨んでいる韓国代表だ。中でも、今オフの移籍市場の主役になるとみられているのが、韓国代表のエース左腕、金廣鉉(26)だ。SKワイバーンズのエースでもあり、188センチの長身から繰り出すMAX155キロの直球にカーブ、シンカー、スライダーが武器。今季はここまで25試合に登板して12勝9敗。防御率3・39はリーグ2位だ。今大会はタイとの初戦に先発して2回を無安打無失点に抑えた。

 今オフ、海外FA権を行使してのメジャー移籍が有力視されており、メジャーの複数のチームが今大会にスカウトを派遣している。

 12年オフ、ドジャースに移籍し、2年連続2ケタ勝利をマークしている同じ左腕の柳賢振(27)の活躍もあり、メジャーでは韓国人投手の評価が高まっている。金は来年の7月で27歳。メジャーでも貴重な左腕だけに、さるナ・リーグのスカウトによれば「1年目から先発3~4番手を任せられる」という。

 今オフには広島・前田もメジャー移籍が噂される。アジア大会での韓国人左腕の活躍次第では、前田の移籍にも影響しそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋